陰鬱な夏を象徴する後味最悪なミステリ【向日葵の咲かない夏】
恐らく、読者全員の脳裏に焼き付いて離れない小説。個人的に読んでいて苦しかった。
最近、読書系YouTuberの動画をよく視聴している。別に購入するつもりはないが、可愛い読書グッズや機能性抜群のアイテムを見ているだけでも楽しい。
それに、他人のおすすめ小説を知るのも面白い。何も考えていないと似通ったジャンルや話しか読まない為、大変参考になる。
この小説『向日葵の咲かない夏』を選んだ理由は殆どのおすすめ動画で選ばれているからである。読後、納得できる内容だった。
本の詳細
タイトル:向日葵の咲かない夏
ジャンル:ホラーミステリ
著者:道尾秀介
出版社:新潮文庫
ISBN: 978-4-10-135551-1
読了日:2026年8月29日
読みやすさ:★★★☆☆
怖さ:★★☆☆☆
面白さ:★★★☆☆
胸糞さ:★★★☆☆
あらすじ
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
(裏表紙の紹介文より引用)
感想
小説の帯に「どんでん返し」とネタバレされていたが、それでも衝撃は変わらなかったし、展開は予想できなかった。その位、意外性が凄かった話だと思う。
この記事ではホラーミステリとして分類したが、個人的には怖いというより気味の悪さが強かった。そして、主人公を軸とした関係性がドロドロしていて本当に小学四年生なのか、と思ってしまった。まさに陰鬱な夏を象徴する重い小説である。
最初から最後まで伏線が至る所に貼られており、何度でも楽しめる作品だと思う。もう一度読みたいとは思えないが……しかし、まさか予想が一切的中しないとは思わなかった。好みの作品ではなかったが、自分の記憶に一生残るだろう。
まとめ
また読むには少し億劫。しかし、中盤から後半にかけての展開が怒涛すぎる。本当にとんでもない作品だった。
今回読んだ本:向日葵の咲かない夏
