映画公開前、滑り込みギリギリで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読破しました。
あぶない、ギリギリセーフ。まさか、読み終わるのに1ヶ月もかかるとは……しかし、めっちゃ面白いじゃないか!
今回、アンディ・ウィアー殿が執筆された『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(原書)を手に取った。
普段からSF作品を全然観ないし、科学の知識も乏しいせいで手を出すのに少し時間が掛かってしまった。SNSでおすすめされていなければ、購入すら検討していないと思う。
ともかくだ、本棚に数カ月も積んだままにしていたのだが実写映画化が決定してしまったじゃないか!聞いたところによると、映画の予告はネタバレが含まれているみたいだ。
これはマズイと2月の中旬から、漸くこの小説を読み始めた。
しかし、最近忙しくて本を読む機会が全然なくてな。ただでさえ遅かった読書スピードが、カタツムリの移動速度と同じぐらいに落ちてしまう始末。
まさか読み終えるのに、ひと月要するとはな。

しかし、この『プロジェクト・ヘイル・メアリー』凄すぎる。何カ月もかけて煮込まれた自分の期待値をいとも簡単に飛び越えてしまったのだから。
読んでいる最中の感情は最早ジェットコースターを超えてジェット機に乗っていたといっても過言ではない。
ドキドキにワクワク、そしてハラハラ。本当に最後まで飽きなかった(この飽き性な自分が!?)
まぁ、それ以上に映画公開前に読み終われるかの恐怖が凄まじかった……本当に間に合ってよかったよ。
ネタバレになるかもしれないが、本作はアイデアが緻密に練られていた。
衝撃な出来事が起きる訳ではないが、伏線が散らばっていて「そう言えば!」と作者の手腕に感心する事態が度々起きた。まぁ、自分の察する能力が低いだけかもしれないが……
それはそれとして、物語の核がコロコロと変わったお陰でプロローグからエピローグまで苦痛なしで読み進められる。
最初はミステリ、記憶喪失の主人公が自身と周りの環境について推理し最終的に全て紐解いていく。ここで自分は主人公の素性に惹かれ、もっと知りたくなった。
次に冒険要素、自身の記憶と知識を頼りに主人公が宇宙を探索し新鮮な体験をする。
最後に友情物語、かわいくて有能な相棒と共に困難を乗り越えていく。加えて主人公は物語の中で大きな問題を乗り越え、自身の選択の中で精神的に成長するという、まさに王道物語。これらの要素がたったの400ページで楽しめてしまう。なんて素晴らしい!
後、SF作品なので化学物質などについての説明がたくさんあった。だが、それら全て義務教育を受けていれば簡単に理解できるレベルだと思う。そのぐらいわかりやすい説明だった。
希望に満ち溢れていて、胸が熱くなる物語。初めてのSFとしては最高の入口だと思う。本当に出会えてよかった。
アンディ・ウィアー殿の他作品、機会があったら読んでみるか。
今回読んだ本:Project Hail Mary: The Sunday Times bestseller from the author of The Martian by Andy Weir (邦題:プロジェクト・ヘイル・メアリー|アンディ・ウィアー)
